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2025.02.26

猫にできがちな毛玉の影響とは?お手入れ方法を知っておこう

猫ちゃんにありがちなトラブルのひとつが、毛玉です。毛玉ができるとその下の皮膚の通気性が悪くなり、不衛生な状態になります。皮膚炎などの原因にもなるため、できてからのケアだけでなく、予防ケアも大切です。

毛玉ができる原因とお手入れの仕方を解説します。猫ちゃんに毛の塊や毛玉ができて心配な場合は、以下の内容を参考にしてください。

猫に毛玉ができる原因

猫に毛玉ができる原因はたくさんあります。毛玉によるトラブルを避けるためには、その原因を知っておくことが大切です。まずは猫に毛玉ができる原因を知りましょう。

高齢

猫も人間同様、年齢を重ねるとパサつきやツヤの減少などのトラブルが起きるようになります。また、体が昔より動かなくなったために、グルーミングが満足にできない・回数が減ったことが原因の場合もあります。

体調不良

猫がかかりがちな病気のひとつが、腎臓病です。腎臓病の症状の中には、毛がパサパサになったり、固まりやすくなったりすることがあります。また、体調不良で体を動かすのがおっくうになり、グルーミングが減った結果毛の塊や毛玉ができることもあるようです。

病気の場合、毛がパサパサになるだけでなく、フケが目立つこともあります。シニア猫と呼ばれる年齢ではないのに毛に異常が起きたなどの場合は、病気の影響を疑いましょう。

食事の変化

猫の栄養による影響は、毛並みにも表れます。栄養バランスの偏った食事をしていると、毛並みが乱れる・毛玉ができるなどの形で現れます。毛の塊や毛玉がよくできるようになった場合は、普段の食事も振り返ってみましょう。

皮脂汚れ

猫によっては、元々皮脂が多く分泌される体質の子がいます。この場合、汚れと皮脂が混ざった結果、毛玉ができてしまうことがあるようです。この場合、毛割れやフケなども目立ちます。心当たりがある場合は、普段からしっかりお手入れしてあげましょう。

長毛種

ラグドールなどの長毛種は、毛が長い分絡まりや塊ができやすいです。そのため、他の猫種よりも毛玉やそれによる皮膚炎などにかかりやすいといわれています。長毛種の子も、こまめにお手入れしてあげましょう。

洋服

猫に洋服を着せると、服の中で毛が擦れたり、蒸れたりします。これも毛玉の原因です。服を着た猫はとても可愛らしいですが、着せてあげるのは短時間に留めましょう。皮膚の保護など特別な理由で必要な場合は、獣医師に相談したうえで着せてあげてください。

毛玉を防ぐお手入れ方法

毛玉を防ぐには、猫ちゃんに合わせたお手入れが必要です。毛玉の状態や原因別のお手入れ方法を知っておきましょう。

毎日ブラッシングする

猫ちゃんは自分でグルーミングしてきれいな状態を保っていますが、それだけでは不十分です。毎日ブラッシングして毛玉の原因を取り除いてあげましょう。特に背中は舌が届きにくく、グルーミングできない部分もあるため、念入りにとかしてあげましょう。

なお、毛玉ができる前の毛同士が絡み合っている部分がある場合は、優しく何度もブラッシングしてあげてください。力を入れて無理矢理とかしてしまうと痛みや皮膚トラブルの原因になるため、避けましょう。

蒸しタオルなどで拭いてあげる

皮脂の多い猫ちゃんなどは、シャンプーで洗ってあげると毛玉を予防できます。しかし、猫ちゃんの多くは水を嫌うため、難しい場合もあるでしょう。この場合は、蒸しタオルで皮脂や汚れを優しく取り除いてあげてください。

体調や年齢に合わせた適切な食事

健康な毛を作るには、普段から栄養バランスの整った食事をとる必要があります。動物性たんぱく質やミネラルが豊富なキャットフードをあげましょう。また、高齢や腎臓病などのトラブルを抱えている場合は、専用のフードをあげてください。

普段のフードだけでは足りない場合や心配な場合は、猫用のサプリメントを活用するのもいい方法です。

ひどい毛玉はカットする

毛玉を長時間放置していると、丸まってフェルトのような状態になることがあります。こうなれば、専用のブラシでも歯が立ちません。皮膚にブラシが届かないまたは大量の毛玉ができている場合は、思い切ってカットしましょう。カットする際は、以下の手順で作業してください。

  1. 1.毛玉の根元を押さえ、そのうえから縦にハサミを入れて十字に切る
  2. 2.切って分けた毛玉の根元をそれぞれ持ち、毛先から順番にほぐしていく
  3. 3.ほぐれない毛玉は根元から切る

 

作業中は猫ちゃんの皮膚や自分の手を切らないようご注意ください。自分で作業するのが難しい場合は、動物病院やトリミングサロンなどで切ってもらうのもいい方法です。

まとめ

猫ちゃんの毛玉は皮膚炎などのトラブルになるため、できる前から注意してあげる必要があります。ブラッシングや蒸しタオルで拭いてあげるなどのケアをこまめにしてあげましょう。

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