2025.02.13
ペットローンの審査は厳しい?落ちる理由から分かる対処法
ペットを購入する時や病院などに行く費用を用意する際の選択肢として、ペットローンがあります。ペットローンは申し込めばすぐ使えるものではなく、審査が必要です。本記事ではペットローンの審査とその落ちる理由から分かる対処法を解説します。
ペットローンとは
ペットローンとはペットに関連する費用専用で使えるローンのことです。対象となる用途は商品ごとに異なりますが、主なものとしては以下の用途があります。
- ペットの購入費
- 医療費
- 定期検診
- トリミング
- しつけ教室
ペットを購入するときや動物病院などにかかる場合、まとまったお金が必要です。ペットローンは、そのまとまったお金を用意する際の選択肢として活用できます。
ペットローンの種類
ペットローンは大きく分けるとふたつに分けられます。
- 金融機関が提供するローン:金利が低く用途が幅広い
- ペットショップが提供するローン:ペットの購入費限定で使えるものが多い
金融機関が提供するローンは、特徴を一見すると便利に見えるかもしれません。しかし金利が低いということは、その分返済に時間がかかることでもあります。
ペットショップが提供するローンは、信販会社とペットショップが提携しているもので、用途が限定されていることが多いものの、審査は通りやすい傾向にあります。
ペットローンの審査は厳しい?
ペットローンもほかのローン同様、審査に通らなければ利用できません。審査の厳しさはローンを提供している金融機関や信販会社により異なります。
銀行などの金融機関が提供しているペットローンは、審査が厳しい傾向にあります。これは、金利が低く設定されているためです。ローン商品によっては利用額や金利を複数コースから選べるものもありますが、それでも審査がペットショップのものに比べれば厳しい傾向にあることは変わりません。
一方、ペットショップで提供しているペットローンは、ペット購入費用を分割払いにできるローンなどがあります。購入を決めたらそのままお店で手続きできるうえに審査も通りやすいものが多く、条件が整っていれば即日契約も可能です。
便利ですがその分金利は高く設定されています。ペットショップによっては無金利ローンを提供している所もありますが、これは金利をお店が肩代わりしているために実現しています。その分毎月の負担額も高くなりがちなため、どちらにせよ金融機関のものより支払いの負担は大きくなると捉えておきましょう。
ペットローンの審査に落ちる主な理由
ペットローンは審査があるためまれに落ちてしまうこともあります。審査内容は明確には公表されていませんが、落ちてしまう理由のうちよくあるものとしては、以下の3つがあります。申し込み前に思い当たるものがないか、振り返ってみましょう。
収入が安定していない
ペットローンに限らず、毎月の支払いがある金融商品は、継続して支払えるかを重視します。その判断材料が、収入です。収入に不安な要素があるとみなされると、審査に落ちる恐れがあります。具体的には、申込時に以下の特徴に当てはまる方です。
- 起業して間もない会社の代表
- 実績のあまりないフリーランス
- 就職・転職して1年以内
独立して間もない企業やフリーランスは、必ずしもうまくいくとは限りません。実績を積んできた自営業の方達に比べると、どうしても信用は低くなります。
また、就職・転職したての方も同様です。試用期間中のため正式採用されているかが分からない・すぐに仕事を辞めるまたは変える恐れがあるとみなされます。
これらの要素に当てはまる場合、ペットローンの活用は実績や職歴を積んでから申し込みした方がいいでしょう。
個人信用情報に問題がある
収入と同じく厳しい目で見られるのが、個人信用情報です。これはクレジットやローンなどの金融商品の契約や申し込みに関する情報で、登録された取引事実から支払い能力を判断できます。
個人信用情報からは、きちんと支払い能力があるかを判断されます。よくあるチェック内容としては、以下の物があります。
- 延滞:本来の返済日よりも61日以上または3か月以上の支払い遅延の履歴
- 代位弁済:借主に代わって保証会社が弁済した履歴
- 債務整理:任意整理・個人再生・特別調停・自己破産などの履歴
- スーパーホワイト:30歳以上で個人信用情報になにも記載されていない(金融商品をまったく利用したことがない)
- 半年以内の金融商品の申し込み:半年以内に別のクレジットカードやローンの申し込みをした
上3つは支払い能力が不安定な状態であることを示す情報です。これらに該当していれば、当然審査は通りません。
4つ目のスーパーホワイトは、一見するといいことのように見えますが、審査側からすると個人履歴で支払い能力の有無を判断出来ない状態です。結果、履歴がある方よりもより慎重に調査されることになります。
最後のクレジットカードなどの申し込みは、多重申し込みによる貸倒れを警戒しています。返済できる余裕があっても、それが複数重なる恐れがあると審査に落ちる可能性があると覚えておきましょう。
ペットの価格が高額
最後の理由が、ペットの価格です。ペットローンは厳密に言うとペットの価格および飼育費用を賄うために使われるもので、割賦販売法の規制を受けます。
あまりに高額なペットやその費用だと、生活を維持するための費用よりもペットローンをはじめとした金融商品への支払額が大きくなってしまいます。金融商品はこうした事態を防ぐために、年収と生活維持費から支払可能見込額が算出され、その範囲内でのみ金融商品を利用できる仕組みを取っているのです。
購入しようとしているペットがあまりにも高額だと、この支払可能限度額を大きく超えてしまいます。結果、審査に落ちてしまうという訳です。このような事態を防ぐためにも、自分の支払い能力や信用情報だけでなく、融資希望額や生活にかかる費用なども含めて借りる金額を検討しましょう。
まとめ
ペットローンの審査は販売元により難易度が異なります。また、審査が甘いローンでも、借主の状態によっては落ちる可能性がある点にも注意が必要です。ペットローンを利用する際は、審査において不利になる要素がないか確認しましょう。
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