初めての子犬のトリミング！頻度や料金の目安と最適なタイミング

2024.12.04

愛犬のためにプロに依頼するサービスのひとつに、トリミングがあります。初めて子犬を飼った方や、初めて犬を家族として迎え入れた方の中には、トリミングを始めるタイミングや頻度などが気になる方もいるでしょう。また、料金やその相場も気になるポイントです。

そこで、今回は初めてトリミングを受ける子犬とその飼い主さんに必要な情報をまとめました。これからトリミングを受けようと検討している方は、ぜひご覧ください。

トリミングとは

犬のトリミングとは、犬の毛をハサミをはじめとした道具を使って切りそろえる作業です。サロンにより内容は異なりますが、毛を切りそろえる以外では以下のサービスを行っています。

内容を見ると分かりますが、トリミングは犬の見た目を整えるだけでなく健康管理にも必要なお世話です。子犬の頃から定期的に利用しましょう。

犬の被毛は犬種によりそれぞれ異なる特徴を持っています。基本的にトリミングが必要なのは、毛が一種類しか生えてこないシングルコートの長毛種です。このタイプは換毛期がないため、放置するとずっと毛が伸び続けます。定期的にカットして、動きやすく皮膚トラブルが起きにくい状態に保ってあげましょう。

なお、シーズーとミニチュアシュナウザーはダブルコートですが、特殊な被毛を持つためトリミングが必要です。このタイプの子犬も定期的に連れて行ってあげましょう。

では、トリミングはいつから始めればいいのでしょうか。子犬の成長にもよりますが、大体生後3か月頃が目安だと言われています。トリミングサロンによっても受け入れ条件が異なっているため、事前に確認しておくと安心です。

なお、条件はそれぞれ異なりますが、以下ふたつのワクチン接種の完了はほぼ必須条件です。

サロンでは接種証明書の提出を求められるため、初めて行くときは必ず持参してください。

トリミング料金はサロンの料金設定や犬種・大きさにより異なります。トリミングサロンを選ぶ時は、相場と候補の金額を比較しながら検討しましょう。

小型犬の場合、3,000〜9,000円前後が目安です。なお、小型犬でも以下の犬種はほかに比べて高額になりがちなため、注意しましょう。

基本的に、トリミングが難しいほど高くなる傾向があります。

中型犬は5,000〜1万2,000円が相場です。小型犬よりも高くなる傾向にあります。この犬種による価格の違いもサロンにより異なるため、欠かさずチェックしておきましょう。

大型犬は9,000～2万円と、ほかの犬種に比べて高額になりがちです。同じ犬種でも体のサイズや体重により料金が変わる場合もあります。

サロンやメニューによっては、コース金額に加え追加料金が発生するケースもあります。例えば、通常のトリミングでは取れない毛玉やもつれを取った場合などです。専用の道具や技術が要求されるものは、基本的に別途料金がかかります。

一方、成犬よりも安い子犬用の「パピー料金」などを設定しているところもあります。料金について気になる場合は、来店する前に電話やメールなどで確認しましょう。

サロンや選んだコースにより異なりますが、トリミングは基本的に以下の流れで行います。

なお、毛玉が多い場合や汚れがひどい場合、カット後にバリカンなどで該当する部位をきれいにすることもあります。コースにより流れや時間は異なります。気になる場合は事前に確認しておくと安心です。

また、トリミング後毛が出てくることがありますが、これはドライヤーで完全に飛ばしきれなかった短い毛が出ているだけです。トリミング後にはよくあることのため、気にしないようにしましょう。

トリミングの頻度は1か月に1回が目安です。毛が伸びるのが速い犬の場合は、2〜3週間に1回はサロンに連れて行ってあげましょう。

なお、トリミングは犬にとって負担のかかる大変な作業です。獣医師から体力や病気などの指摘があった子などは、できるだけ負担をかけないよう2～3か月に1回など、様子を見ながら連れて行ってあげましょう。

トリミングは見た目を整えるだけでなく、犬の健康を守るための大切なお手入れです。ワクチンを打ち終わったら、1〜2週間ほど様子を見てからサロンにお願いしましょう。

ちなみに、トリミングが必要のない子でも季節ごとにヘアスタイルを変えるようにカットしてもらうことも可能です。まずは近くに気になるサロンがないか、探してみるところから始めてみましょう。

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