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2025.02.19

犬がしがちなケガとそれを防ぐ対策を覚えて愛犬を守ろう!

犬は人間よりも丈夫な生き物ですが、まったくケガをしないわけではありません。ケガを防ぐには、犬にありがちなケガとその原因を知り、適切な対策を取る必要があります。本記事では、そんな犬のケガとそれを防ぐための対策をまとめました。愛犬の安全対策にお役立てください。

 

犬にありがちなケガとその原因

まずは犬がよくしがちなケガに、どんなものがあるか知っておきましょう。犬がしがちなケガや、その原因について解説します。

 

骨折や脱臼・捻挫

犬のケガのうちよくあるのが、前肢の骨折や脱臼・捻挫です。原因としては、落下がよくあげられます。

 

  • ソファやベッドから飛び降りた(小型犬)
  • 階段や窓から落下した
  • 無理矢理持ち上げられそうになった犬が暴れてその拍子に落下した
  • 滑りやすい床で追いかけっこをしていて足をひねった

 

このように、犬がケガをする要素はたくさんあります。犬種によってケガをしやすいシチュエーションは異なるため、安全対策の際はその点にも注意しなくてはなりません。

 

誤飲・誤食

人の生活の中には、犬にとって危ない物がたくさんあります。人用の薬やちょうど犬の口や喉をふさぐ大きさの小物などを食べてしまったために、トラブルにつながるケースがあります。

 

特に好奇心旺盛な子犬は、誤飲や誤食によるトラブルに遭遇しがちです。また、成犬でも興味を持ったものを飲み込んでしまう恐れがあります。これらのトラブルを避けるためには、犬のいる空間から危険な物を徹底的に排除しなくてはなりません。

 

火傷

犬のケガで意外と多いのが、火傷です。犬の近くには火傷の原因となるものがたくさんあります。

 

  • ストーブや温風ヒーター
  • こたつやホットカーペット
  • 電気ケトルなどの高温になることがある家電
  • 熱い湯船
  • 高温になったアスファルト

 

寒い時期になると暖房器具を付けますが、犬が近付きすぎて火傷を負うことがあります。熱源から遠いように見えるこたつやホットカーペットでも、長時間同じ場所にいると低温火傷の原因になるため、注意しましょう。

 

事例では、高音になる家電への接触やお風呂の落下による火傷もありました。また、寒い時期だけでなく、暑い時期のアスファルトや金属などに触れて動物病院で治療を受けたケースもあります。このことから火傷は、通年注意したいケガのひとつといえるでしょう。

 

よその犬に噛まれる

散歩中やドッグランなどでまれに遭遇するのが、よその犬に噛まれるなどの事故です。専門用語では、こうしたケガのことを咬傷(こうしょう)と呼びます。犬だけでなく、猫などに噛まれるケースもあるため、注意が必要です。

 

咬傷事故はペットの種類や犬種を問わず発生します。防ぐには飼い主による判断と、適切なリードコントロールやしつけが求められます。また、愛犬がケガをする可能性だけでなく、加害者になる可能性もあることも忘れないようにしなくてはなりません。

 

犬をケガから守る対処法

愛犬のケガは、普段から対策していればある程度予防できます。次はケガから守るための対策を解説します。安全対策を講じる際の参考にしてください。

 

ケガをしそうな場所はゲートで塞ぐ

キッチンや階段など、犬がケガをする恐れのある場所には立ち入らせないようにすることが大切です。犬用ゲートなどを設置して、危ない所に入らないようにしましょう。

 

あわせてしつけもしておけばより安心です。例えば小型犬は、ソファなどのほかの犬種では問題ないような高さの段差でもケガをします。このような場所に上らせないようにしておくのも、思わぬケガを防ぐのに役立ちます。普段から危険行動を取らせないようにしましょう。

 

犬の活動範囲には危険な物を置かない

犬の活動範囲には、犬の口に入る大きさの小物や鋭利な刃物などは置かないようにしましょう。薬や犬にとって毒となる飲み物・食べ物も同様です。どうしてもこれらの物を置きたい場合は、犬が開けられないケースなどにしまい、厳重に管理してください。間違っても、床に危険な物が落ちているような状況は作らないようにしましょう。

 

室内はラグやマットで滑りを予防する

フローリングやタイルは、犬が足を滑らせてケガをする原因になります。ラグやマットを敷いて、足が滑りにくい状態を作ってあげましょう。特に段差などがある場所は、その縁に滑り止め効果のあるマットを貼るなどの工夫をしてあげましょう。

 

散歩やドッグランでは目を離さない

注意しなくてはならないのは、家のなかやその周辺だけではありません。誤飲・誤食や咬傷事故は、散歩中にも発生します。愛犬が夢中になって散策している時や、ほかの犬に近寄り過ぎたりしないよう、外でも目を離さないようにしましょう。

 

また、愛犬の近くに危険な物や事故につながる恐れのある場所があるなら、遠ざける・近寄らせないことも大切です。散歩の際は愛犬だけでなく、その周囲にも目を配りましょう。

 

まとめ

愛犬のケガとなる要因は、家のなかや散歩コースなど、身近な場所にたくさんあります。普段からケガの原因になるものがないか、目を光らせておきましょう。また、危険な物に自分から近づかないようにするしつけも大切です。

 

なお、これらの対策をしても完全にケガを防げるとは限りません。万が一ケガをしてしまったら、すぐに動物病院へ連絡し、治療を受けましょう。

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