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2025.01.15

子育てしながらペットは飼える?両立のメリット・デメリットと対処法

小さいお子さんがいる保護者さんで、お子さんから猫や犬を飼いたいとねだられた方は多いのではないでしょうか。また、お子さんができる前からペットを飼っている方も珍しくはありません。

そのような状態で気になるのが、子育てと飼育の両立です。こればかりはケースバイケースのため、さまざまな意見があります。本記事では、そんな子育てとペット飼育の両立で得られるものや対処法を解説します。

子育てとペット飼育の両立で得られるメリット


子どもにとって、ペットは身近な友人であり、かけがえのない存在です。しゃべることのできないペットの意思を読み取ろうとすることで、お子さんの思いやりや思考能力を鍛えることができます。これは、子育てとペット飼育の両立で得られる最大のメリットです。

また、ペットを通して命の大切さを学ぶこともできます。ペットは品種などにもよりますが、多くの場合10年前後で寿命を迎えるものがほとんどです。長さは個体ごとに異なりますが、子どもや親などよりも早く亡くなります。

ペットの死を通して命の大切さやその意味を学ぶことができます。悲しいことですが、これを親子で乗り越えることでより豊かな感性を得られるようになります。

子育てとペット飼育を両立すると発生する恐れのあるデメリット

ペットの生きる姿は子どもにさまざまないい影響を与えてくれます。しかし、注意しなくてはならない点もあることを忘れてはなりません。

よくあるのが、ペットによるアレルギーや感染症です。アレルギーは最初は平気でも数年後に発症することも珍しくはありません。小さいうちからペットに接していた場合や、直系の家族に動物アレルギーがある場合、影響を受ける可能性はより高まります。

アレルギーがなくても、噛まれたり引っかかれたりすることで移る病気もあります。お世話やお手入れで病気の影響を最小限にすることはできますが、完全に除去するのは不可能です。

また、意外と見落とされがちなのが、お子さんとペットの相性です。お子さんによってはペットと一緒に過ごしていても、過度に怖がったりいじめたりする子もいます。これはペット側も同様です。せっかく仲良くできる機会があってもそれを活かせないのも、デメリットといえるでしょう。

子育てとペット飼育を両立するための対処


では、安全に子どもとペットが触れ合えるような環境を作るには、どうすればいいのでしょうか。次は、お子さんがいる家庭でペットを飼うときにしておきたい対処法について解説します。

子どもが大きくなってから飼う

身の回りのことができない年齢の子どもは、ペットへの触れ合い方も守れない場合があります。また、守ろうとしても子ども自身も小さいうちはうまくできません。ペットは子どもが身の回りのことを最低限できるようになってから飼いましょう。

年齢で言うと大体10歳を過ぎてからですが、お子さんの特性や性格によっては、中学校や高校まで待った方がいい場合もあります。

ペットをすでに飼っている家庭にお子さんができた場合は、ペットが嫉妬するケースがあります。焼きもちから危害を加えないようにするためにも、ペットとお子さんの距離感を大切にしましょう。

アレルギー検査や感染症対策をしっかりする

アレルギーがある状態でペットを飼ってしまうと大変です。飼う前に病院でアレルギー検査を受けましょう。家族全員で受けていればより安心です。また、アレルギーの原因物質である抜け毛やフケ・ダニなどが発生しないようこまめにお手入れと掃除を心がけるのも忘れないでください。

感染症は噛んだり引っかいたりなどが原因であるため、そうした行動を取らないようしつけを徹底しましょう。また、お子さんがちょっかいを出してそのような行動を誘発しないよう、接し方のルールを徹底することも大切です。

お子さんでも飼育しやすい品種を選ぶ

犬や猫は神経質な品種や個体がいる一方、お子さんなどにもおおらかに接してくれるものや、しつけのしやすいものがいます。こうした品種を選ぶのも有効な対策です。

性格や病気のチェックはもちろん、抜け毛の量やタイミングなども調べておきましょう。抜け毛などが少ない品種なら、その分アレルギーなどの影響も抑えられます。あわせて、お子さんの気質や性格も加味しておくと、より相性のいいペットを見つけられるようになります。

どうしても心配な場合は、ペットショップや動物病院で相談するのもいい方法です。

まとめ

ペットはお子さんの成長にさまざまな影響を与えてくれます。しかし、その影響はいいものばかりではありません。お子さんはもちろん、ペットも幸せに過ごすには、そのための対策が必要です。

ペットを飼いたいとねだられた時や、ペットがいる家庭に赤ちゃんが来た場合は、まずどんな対策が必要かをチェックしましょう。新しく迎える場合は、どんなペットならお互い快適に過ごせるかも含めて検討してください。

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